サイエンスミステリー それは運命か奇跡か

プロジェリアの二人の少年少女は本当にすごかった。通常の10倍の速さで老化が進行する病気をもった12歳の女の子が同じ病気の15歳の男の子に惹かれあう。不治の病だからとくじけることなく日々の生活に絵にドラムに、短い人生を悔いの無いように生きている彼らに僕の心は打たれた。「長く生きるかではなく、何を成し遂げるかが重要」と言う言葉は印象的であった。本の言葉からではなく制限された生を持ちながらも前向きに生きた彼らの生きた言葉だからだと思う。僕の場合実際は明日があるさと思って先送りしてしまうけど。番組の収録終了後、15歳の少年のほうは亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りします。
あとは恋愛の話も面白かったな。違う遺伝子同士の人間が惹かれあっていくという仮説はとても鋭いと思う。