その昔将棋で敵味方あわせて804枚の駒を使う「大局将棋」というものがあったそうだ。現在行われている将棋は小将棋と呼ばれるもので中将棋(12×12マス)、大将棋(15×15マス)、天竺大将棋大大将棋、摩可大将棋と続いていき大局将棋はその最大の規模でありなんと36×36マスの将棋盤で争う事になる。駒の種類も多彩で天狗、鳳凰、猛虎など人間以外の駒も存在する。Wikipediaによれば「実際に指されたどうかは不明」とのことで、確認できる中ではトリビアが始めてということになる。3日かけて対局は行われ、終わったのは最初の一手から32時間後。小将棋しか残らなかったわけがわかる気がする。
戦略に幅を持たせるため選択肢を増やすのはいいけど、増やしすぎて本来の目的を見失ってしまった良い例ともいえる。