指揮者が演奏中に倒れる、「フィナーレ」という楽曲がある。それをやった飯森氏は全国でただ一人の指揮者だそうである。飯森氏は今後「フィナーレの人」って呼ばれるんだろうなあ。全20分の演奏時間のうち後半5分で倒れる演技に入るそうだ。これをトリックに利用して「フィナーレ殺人事件」というのは出来ないのかな(w。
トリビアの種は国産のカブトムシが決勝まで大健闘を見せた。がんばれニッポン。
裏番組のNHKも同時に見ていた。今週はプロ野球が国民的スポーツになるまでの奇跡を正力松太郎氏と永田雅一氏を中心にまとめていた。正力氏はテレビ中継で野球を放映し球場に行かない人の目をひきつけ、プロ野球への関心を高めるようにした。さらに昭和天皇を試合にまねくことを発案し、1964年に実現した。天覧試合で昭和天皇がお帰りになる直前に長嶋茂雄氏のサヨナラホームランで野球が国民的スポーツであることを印象付けた。
そのころ永田氏は東京の下町に東京スタジアムを建設。本業の映画が傾いているにもかかわらず大リーグ並の規模の球場を作り、フェンスを低くしたり子供のみの観客に帰宅を促したりするなどファンのことを考えた手厚いサービスで人気を博していた。1970年の優勝時には選手ファンともども永田氏を囲んで祝っている姿は感動を覚えた。しかし1970年の優勝をピークに入場者は減り、永田氏の経営する大映も倒産しピンチに陥った。ロッテと球場所有者の球状仕様についての折り合いがつかず東京スタジアムは10年余りで閉鎖されてしまった。
現在のプロ野球はセ・パの問題だけでなく、他のスポーツとの競合という問題も抱えている。それらを一挙に解決できる夢のような方策はないのでしょうな。