高校野球 明徳義塾が出場辞退 監督、野球部長が辞意表明

あの松井への連続5敬遠で有名な学校です。何年か前に優勝しましたが地元の声は冷ややかだったそうです。激戦を潜り抜けてきたわけだから少しは同情の声も聞こえてきそうですが、そういうのはほとんど見られません。関西などからのいわゆる野球留学に対する抵抗感というものが大きいようです。
僕は野球留学そのものを否定する気はありません。選手として活躍する機会を得るために15歳で親元を離れて厳しい練習とレギュラー争いに打ち込むのですから、彼らの努力には本当に頭が下がります。
もしこうした野球留学に歯止めをかけたいと本気で考えるなら、一県一代表を見直さざるを得ないと僕は考えています。人口800万の大阪や神奈川とその十分の一に満たない鳥取や島根が同じ一代表校というのはやはり無理があると思われます。そうなると人口の少ない県同士でひとつの代表を出すとか人口の多い府県は代表校を二つに増やすことが必要となってきます。センバツのようにブロックごとの代表という案もあるでしょう。大都市の優遇であるという批判は避けられないでしょうが、野球留学に歯止めをかけるなら大都市圏に甲子園出場のチャンスを増やしていくしかないでしょう。