愛知万博最終日、午後4時で累計入場者2200万突破

来客者数だけを見れば成功なのかもしれないけど、万博が本当に成功だったかはこれからだと思います。つまり「自然の叡智」が今後人間社会に広がっていくのかどうかです。その意味では大阪万博は成功だったのかもしれません。万博は終わったのではなくて始まったばかりのではないかと。
万博を含めて博覧会そのものがその役割を終わっているという見方があります。日本の博覧会の歴史は明治初期に始まっており、現在と同じく産業のデモンストレーションでした。大阪の新世界は明治時代の博覧会跡地に作られたという話は有名です。現在、インターネットなど情報網の発展によって情報発信が容易になったことや安定成長時代で大きな経済背長は見込めないことから大規模なデモンストレーションを行うということに意義はないのではないかという考え方です。
来年の4月から長崎で「長崎さるく博」という地方博覧会が開かれます。「さるく」は長崎の言葉であり、歩くという意味です。その名のとおりまち歩きをテーマとした博覧会です。愛知万博も自然との共生がテーマであり、今後の博覧会は人と人・人と自然の共生社会の実現へコンセプトが変わっていると考えられます。
それにしても、毎日万博に来ていたおばちゃんはすごい。