エキスポ社長 全国に探傷試験を通達 遊園施設協会長名で

 「風神雷神II」の事故を起こしたエキスポランド大阪府吹田市)の山田三郎社長が会長を兼務する「全日本遊園施設協会」が平成8年、山田会長名で、全国の都道府県や市などの特定行政庁あてに「遊戯施設 安全管理マニュアル」を送付していたことが11日、分かった。この中には「コースターの車軸は年に1回以上の探傷試験を実施し、周期を延ばしてはならない」などと記されていた。山田社長が検査内容を熟知していたにもかかわらず、社内に指示していなかったとされる問題が裏付けられた格好だ。

どこでも社内での取り決めや業界内のルーツがありますが、とりわけ安全管理に関しては知らなかったでは済まされない、ということをよく示していると思います。