<マクドナルド訴訟>店長は非管理職 東京地裁が残業代認定

 判決は管理監督者を「経営者と一体的立場で労働時間の枠を超えてもやむを得ない重要な権限を持ち、賃金が優遇されている者」と判断。同社店長について、店舗責任者としてアルバイトの採用や会社のマニュアルに基づく運営など店舗内の権限を持つにとどまり、経営者と一体的立場とは言えないと認定。さらに、品質・売り上げ管理などに加え、調理や接客なども行うため、労働時間の自由裁量性は認められず、部下の年収を下回るケースもあるなど待遇が十分とは言い難いと指摘した。

地裁とはいえ管理者の定義を具体的に言い表したという意味でホワイトカラーエグゼンプション導入前の画期的な判決だと思います。だけど判決に何年もかかる上に最高裁までもつれ込むともっとかかるので、まだまだ壁はあると思います。