<学習指導要領案>40年ぶり授業増 「3.14」完全復活

ある本でゆとりは他人から与えられるものではなく自分で作るものだと指摘していたのを読んだことがあります。実はこの意見に賛成です。アルバイトではあるけど、こうやって仕事を続けていると終業後や休みの日に何をしてすごそうかと考えるようになります。

 指導要領案では、ゆとり教育の象徴的存在だった「総合的な学習の時間」の総授業時間を最大150時間削減し、算数を142時間、数学を70時間増加させた。理科は小学校55時間、中学校95時間増やした。学習内容の増加割合を授業時間数で換算すると、現行よりも算数・数学が約15%、理科が約23%増える計算になる。

 また、ゆとり教育批判のやり玉に挙げられた小学校算数の円周率について現行の「3.14を用いるが、目的に応じて3を用いてできる」という規定を「3.14を用いる」に変更。「台形の面積の求め方」(小学校算数)や「イオン」(中学校理科)を復活。学習内容を学年間で重複させる繰り返し学習も重視した。

チームで行動し知識を活用していくという総合学習の考え方には私も賛成でした。ただ授業料を増やせばよいという考え方には納得がいきません。結局現場に押し付けなんじゃないかと。
学校と学習塾の協力が新聞で取り扱っていましたが、学習塾の良い点は反復して学習する力をつけるための絶好の環境を用意していることだと思います。指導要領の改正が反復学習の美点を見直すという理念で行われるならば私もやぶさかではないんですが。