天満橋から梅田まで歩いて行こうとした途中で大阪地裁があるので傍聴してきた。傍聴した事件は痴漢の冤罪についての争いであった。痴漢と間違われる→駅員に連れて行かれる→鉄警到着→起訴となるパターンが多く、立証も不十分なまま有罪判決を受けることもおおい。有罪判決を受けると当然懲戒解雇となり社会的に相当な制裁を受ける。痴漢は絶対に許されざる犯行だが、人ごみにまぎれての犯行なので間違われて社会的な被害を受けると言うことは看過しがたい。
さて、痴漢冤罪撃退マニュアル(everything is goneより)では身分の証明を明らかにした場合は現行犯逮捕できないとあり、駅員に連れて行かれるということは違法であるらしい。これに対して間違いだらけの痴漢冤罪回避マニュアルでは法律の理論上多くの誤解を含んでいるという反論がされており、争いとなっている。いずれにしてもこれといった自衛の決め手はないということが現状。
今回の裁判では被害者の証言が右往左往していること、被害者の証言による状況は不自然であること、被告の言動は首尾一貫していることを弁護側は主張した。被告と被害者の証言を検証したうえでの公平な裁判が行われることを望む。