香港ディズニー「下品な行為」にネット上で議論沸騰

中国国内でディズニーランドに行ける様な経済力を持つ人はどれくらいなのか、ということは置いておいて、中国という国は"公"という概念が希薄であるとよく言われている。日本と違って多民族国家で異民族による王朝も多々成立しているという歴史なので"公"が育たなかったというのが背景だと考えられていますが。
まあ、日本人にも痴漢や盗撮なんかをやらかす輩も少々いますが。

 インターネットユーザーによる意見は主に3タイプある。「金を払っているのだから何をしてもいい」という「下品な行為」支持派。「まずは個人レベルから素養を高めていこう」という批判派。そして、「根本は、ディズニーランド側に問題がある」と主張する原因追究派に属するものだ。

金を払ってるから何してもいいというのは日本人にも結構いるような気がしてなりません。企業からしてみればお客様が第一であるというのは言うまでもありませんが、こういう連中によって他のお客様の気分を害するということになれば長い目で見ると損失となります。だから、マナー違反のお客様には毅然とした態度をとることが必要です。お金を払えば誰でもいいわけにはいきません。
あとの二つはこういう行為の原因をどっちにおいているかの違いです。後者の意見はどこにでもある批判なのですが、前者の場合は中国社会の根本の問題といえます。共産党支配による秩序以外に"公"を作れるのでしょうか。