東大人気「ドラゴン桜」が一役?志願者2割増

 来年の大学受験に向け、東京大学を目指す志願者が前年より2割程度増えている。東大が今年初めて大学説明会を開くなど積極的に情報発信をしていることも一因だが、受験関係者などの間でささやかれているのが、東大受験に挑む非進学校の生徒を描いた漫画「ドラゴン桜」の影響だ。

受験をテーマにする漫画はいくつかあるけど、受験は社会で生き抜くためであるといっているのはこの漫画くらいだろう。
例えば、国語では目に見えるものについて「なぜ」を常に考えろということを漫画に描いている。実際に国語(現代文)の問題は社会でいわれている常識へ問いかけるような文章が出題され、作者の意図をというような設問がなされる。
しかしこれは、社会人として必要な資質であると思える。例えば二極化の社会が生まれることで各メーカーは高価格高品質商品と低価格商品の2種類を開発している。社会の流れを読んだ上で事業を行わないと企業は死んでしまう。
今一度、ものを考える機会としての受験を見直そうではないか。