<国際学力調査>「興味」に悩む教育現場 実験教室は人気

 「子どもたちの科学への意欲は世界最低レベル」。4日公表された経済協力開発機構OECD)の学力到達度調査(06年実施)の結果に、教師たちからは「授業時間が不十分で、なかなか興味をひきつけられない」との声が漏れる。しかし科学の不思議さを体験できる実験教室は人気を呼んでおり、子どもの好奇心や意欲をはぐくむ様子は苦悩する教育現場とは対照的だ。

(中略)

 「楽しく学べる科学教育」を目指し、出前実験などの活動を続けるNPO法人ガリレオ工房」理事長の滝川洋二・東京大客員教授は「学校では子どもが自分で成長を実感し、次の学びへの意欲をかきたてられるような授業が行われていない。教師の指導力が落ちたのは明らかだ。70年代には小中高で1500時間の理科の授業があったが、今は780時間に減り、教師の理科の素養が不十分だ」と指摘する。千葉市内の40代の中学教諭は「ゆとり教育で理科の授業が減った中、限られた時間で知識をつけなくてはならない。自然のすごさを伝える実験をするのが理想だが、今の中学ではそれが難しい」と話した。

僕は鉄腕DASHが好きで、欠かさず見ています。DASH村のコーナーは村の生態系や自然環境、農作物作り二代表されるように実際の生活と自然科学が結びついているということを実感する。最近では保水に関するエピソードから、水の循環はここまでデリケートだったのかと考えさせられました。
現実の生活や産業の場面へどのように応用できるか道を示すことが求められています。