福田改造内閣が発足=財務・伊吹氏、経財・与謝野氏−環境は公明・斉藤氏

今回の改造内閣で目玉といえるのは消費者行政相・野田聖子氏です。

平成5年の衆院初当選後、郵政政務次官を経て、当選2回だった10年、小渕内閣で郵政相として初入閣。37歳の戦後最年少閣僚の記録は破られていない。平成19年11月には党消費者問題調査会の初代会長に就任し、消費者行政の一元化に向けた提言をまとめた。福田康夫首相は消費者庁創設など消費者行政の充実に強い意欲を示しており、今回の改造の「目玉」として入閣を果たした。

これは完全に自民党の軍門に下ったということなのでしょう。
それはともかく、国政が消費者保護へ舵取りをしたことを意味したといえるでしょう。何せジュースの不当表示で主婦連が訴えたときでも、消費者の利益を「個人の利益」と裁判官が言っていたわけですから。
悪徳商法や不正表示から消費者を守るためには、最終手段として権力の介入が必要だと思います。
一方消費者側も自分は何とか成るだろうという考えを捨てることが必要です。

都賀川に警報装置設置へ=年度内に、他河川でも−兵庫県

 神戸市灘区の都賀川が大雨で増水、5人が死亡した水害を受け、兵庫県は30日、大雨警報などの気象情報と連動した警報システムを都賀川などに年度内に設置すると発表した。
 土木局によると、六甲山の南側を流れる川のうち県が管理するのは、都賀川を含め24水系51河川ある。しかし、増水の危険を知らせる回転灯などが設置されている河川は二つだけだった。
 このため、散策路など水に親しむ施設のある15の河川について、大雨警報などが出た場合に作動する回転灯などを設置する。サイレンを併設するかなど、具体的な設備の内容は今後検討する。

都会で川の水に親しむのはとても素晴らしいことですが、安全対策も忘れてはなりません。警報装置をつけるのは一つの解決方法ですが、財政難なのですぐにというわけには行きません。神奈川県のある川ではQRコードで河川の情報を流す、ITによる情報提供をやっています。こういうのも一案だと思います。
しかし上流が怪しい雲行きならすぐに避難するという自衛策が一番だと思います。

イチロー選手が通算三千本安打を打ったときのコメント、

気持ち良かった。初球で決めるつもりだった。本塁打を狙っていたけど詰まった。この1週間はストレスのたまる日々が続いた。いろいろな壁は僕にとって大変な障害だが、こういうものと戦えることを喜びとして、これからもやっていきたい。

こういうせりふが言えるようになりたい。何事も前向きに…

通り魔は「パンパンに膨れあがった風船」 識者、八王子と秋葉原の共通性指摘

何ら落ち度のない人々に刃が向けられる無差別殺傷事件が、今年に入って続発している。なぜ「悪夢」は繰り返されるのか。仕事絡みの不満、社会への責任転嫁…。複数の専門家は東京・八王子で女性2人を殺傷した菅野昭一容疑者(33)について、東京・秋葉原の連続殺傷事件を起こした加藤智大(ともひろ)被告(25)との“共通項”を指摘した。
 新潟青陵大学碓井真史教授(臨床心理学)は、これまでに無差別殺傷事件を起こした容疑者について「いまにも割れそうにパンパンに膨れあがった風船」と表現する。「ストレスがたまり、ちょっとしたことで爆発する」状態を指す。その上で「菅野容疑者と加藤被告の境遇は似ている」とする。
 派遣社員だった加藤被告は職場への不満を募らせた結果、「つなぎがない」という些細(ささい)な理由をきっかけに凶行に及んだ。試用期間の菅野容疑者は「仕事がうまくいかず、むしゃくしゃしていた」と供述した。碓井教授は「収入が安定せず、将来の不安からストレスを募らせたことも考えられる」と予測する。

何年か非正規社員として働いていますが、そこから言えるのは文句を言う暇があるなら頭と手を動かせということです。みんな同じように失敗したり嫌な思いをしていますが、仕事で求められているのは次をどうするかということです。結果が出ないからといって逃げられません。
また、心のキャパシティの小ささも原因として考えられるんじゃないかと思います。裁判の傍聴をしたとき、加害者の姿を見て立ち直りには支える人が必要だと思っていますが、そういう人を見出せなかったのではないでしょうか。

すかいらーく「店長」が過労死=残業「月200時間」−春日部労基署が労災認定

 外食大手「すかいらーく」(本部東京都武蔵野市)店長として勤務していた昨年10月に脳出血で死亡した埼玉県加須市の前沢隆之さん=当時(32)=に対し、春日部労働基準監督署が労災認定したことが17日、分かった。
 前沢さんは高校生だった1991年10月、すかいらーくでアルバイトを開始。2006年3月に栗橋店の店長に就任した。
 しかし、正規雇用ではなく、1年ごとに契約更新を繰り返す「契約店長」。店の営業時間(午前8時―翌朝5時)のうち別のアルバイトに仕事を任せられるのは閉店前の2、3時間だけで、自分は午前7時から翌日午前2〜3時に帰宅する生活を1年半強いられた。
 残業は、会社のタイムカードには月約39時間と記録されていたが、遺族側の計算では死亡前3カ月平均で月200時間を超えた。認定は6月13日付。

今、社会保険労務士の勉強をしているのでタイムリーな話題でした。
食材の価格高騰によって家庭での調理へシフトしており、小売店同様大変厳しい状況なのは事実です。
ただし労働者の安全を守るのは会社の義務で、法律でも残業が月100時間を超える場合は医師による面接指導を受けさせてその結果を元に労働条件の改善をしなければならないし、健康診断で血糖値などの検査項目で異常がでた場合は労働者の請求があれば二次健康診断を受けさせ医師などの指導を受けさせなければなりません。法律に基づいて労働環境を整備し、会社に対する帰属意識を高めることで会社の利益を守るという意味で事業者の為にも労働法があると思っています。

<洞爺湖サミット>閉幕 福田首相「成果あった3日間」

北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)は9日、3日の日程を無事に終了した。議長国・日本の福田康夫首相は「多くの成果を生みだすことができた。充実した3日間だった」と振り返った。

 この日は午前中、主要8カ国(G8)に中国、インドなど8カ国を加えた主要経済国会合(MEM)の首脳会合が開かれ、地球温暖化防止問題などを協議。午後に福田首相の議長総括会見が行われ、サミットは閉幕した。

新興国からの譲歩が得られなかったという点で、「総論賛成、各論反対」が浮き彫りになったということは否めないと思います。発言力を増した新興国と歩調を合わせることが出来るかどうかが今後のサミットの鍵になると思います。